書誌事項

近代の小道具たち

エンゲルハルト・ヴァイグル著 ; 三島憲一訳

青土社, 1990.2

タイトル別名

Die Instrumentarisierung der Erkenntnis : Instrumente der Neuzeit von Galilei bis Alexander von Humboldt

タイトル読み

キンダイ ノ コドウグ タチ

内容説明・目次

内容説明

自然科学上の発明が、いかにして近代のパラダイムを作り上げたか。望遠鏡、寒暖計、空気ポンプ、顕微鏡、経緯儀、避雷針など、近代を方向づけたさまざまな科学機器の変遷を、思想史との関連で位置づける、画期的な試み。

目次

  • 道具としての眼—ガリレイと望遠鏡
  • 望遠鏡と反省—ガリレイ、アーレント、ブルーメンベルク
  • 17世紀のサイクロトン—空気ポンプの発見者オットー・フォン・ゲーリケ
  • ARCANA NATURAE DETECTA—顕微鏡による自然の秘密の発見
  • 問題としての普遍化—あるいは寒暖計の緩慢なる発明
  • 楽園の再生—ユートピアと小道具の進歩
  • 時計仕掛けの世界—近代初頭における時計のメタファー
  • 問題としての精度—あるいは経度の探究
  • 全国測量—あるいは地球の三角測量
  • 自然の脱魔術化—18世紀における避雷針の受容
  • アレクサンダー・フォン・フンボルト—あるいは直観の再獲得と喪失

「BOOKデータベース」 より

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