ランダム・ハウス物語
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ランダム・ハウス物語
(ハヤカワ文庫, NF154)
早川書房, 1989.4
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ランダム ハウス モノガタリ
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著者の肖像あり
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784150501549
内容説明
アメリカ最大手の出版社ランダム・ハウスの創立者ベネット・サーフが、ベストセラーを作る天性のカンと行動力で邁進した50余年の半生。小さな文芸書シリーズから出発した彼は、おりからの豪華本ブームに乗って、ランダム・ハウスの基盤を作りあげる。ユージン・オニールの懐にとびこんで信頼を得た話、発禁書『ユリシーズ』をいかにして刊行にもちこんだか、新人発掘の苦労と醍醐味…。変人ぞろいの作家を相手に、ときに怒り、ときに失敗しながらも、若きサーフはアメリカ出版界の一翼を担う実力を蓄えていく。
目次
- 少年時代
- コロンビア大学
- 最終学年
- ニューヨーク・トリビューン紙
- 駈けだしの頃
- 出版業入門
- はじめてのヨーロッパ旅行
- 出版社経営に乗りだす
- 『アメリカの悲劇』
- ランダム・ハウス誕生
- フィレンツェのD・H・ロレンス
- ランダム・ハウス出帆
- 株式狂乱—1929年
- ホラス・リヴライト追悼
- 偉大な劇作家ユージン・オニール
- 『ユリシーズ』
- 『失われた時を求めて』
- 女傑ガートルード・スタイ
- 詩人たち
- 戯曲
- 商売人バーナード・ショー
- 新人発掘
- 共同経営者ボブ・ハース
- フォークナーの葬式
- ローズヴェルト大統領
- ノーベル文学賞シンクレア・ルイス
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784150501556
内容説明
「優秀な編集者は、必要な天賦の才能に恵まれた人である」作家獲得と同時にすぐれたスタッフを揃えることに腐心したランダム・ハウス社は、ミッチェナーの『ハワイ』など続々とベストセラーを出していった。一方、サーフ自身もユーモア作家の仲間入りをし、講演やテレビで活躍するようになる。トルーマン・カポーティ、ジョン・オハラ、アーウィン・ショー…、綺羅星のごときアメリカ文壇の巨人達との交遊を軸に、出版権の売買事情やペーパーバックの登場など出版界の裏話を交えながら語る、ランダム・ハウスの50年。
目次
- 妻フィリス
- 戦争
- 大衆作家サム・アダムズ
- ガーシュウィンの思い出
- 戦争公債募集運動
- 講演
- マディスン街457番地
- ペーパーバック
- 本の書き手の意見
- リーダーズ・ダイジェスト誌
- 〈私は誰でしょう?〉
- きわ物出版社ガイス書店
- 編集者
- 天才トルーマン・カポーティ
- 『蛇の穴』
- 『アメリカン・カレッジ辞典』
- 南部人“レッド”・ウォレン
- 理想的な作家
- 『証人』『FBI物語』
- 「2パーセントの人びとが、大衆を養っている」
- モス・ハート
- 癇癪玉ジョン・オハラ
- 株式公開
- クノップと合併する
- 株式上場
- 「彼が部屋にはいってくると、そこにいた人びとは彼がいなかったときより、ちょっぴり楽しくなった」
「BOOKデータベース」 より