老いと死のフォークロア
著者
書誌事項
老いと死のフォークロア
(ノマド叢書, . 翁童論||オウドウロン ; 2)
新曜社, 1990.3
- タイトル読み
-
オイ ト シ ノ フォークロア
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内容説明・目次
内容説明
現代ほど老いの聖性と死の尊厳の失われた時代もない。老いと死のイメージの変容をマンガ、映画、音楽、小説、神話等のなかにさぐり、〈速度と文明〉の問題として大胆に提示。
目次
- 序章 老いの肖像
- 1 速度と文明(即身成仏の身体論—スピードと超越;蛇の変容 ブッダの智慧;スピード 都市 地霊—アキラとネオ・トーキョー;ホーリー・マウンテン—意識と旅;宗教が「宗教」を越えてゆくとき—ニーチェ バタイユ ジョン・レノン)
- 2 死への接近—臨死と神話(死の境域—臨死体験をめぐって;死への接近;鼻から生まれた神—ホトとハナのトポグラフィ;二つの死体—三島由紀夫と高橋和巳;二人のサド・二つの輪廻—反時代的闘士としての三島由紀夫と渋沢龍彦;浄土論—自然の法景)
- 3 異界の変容(イニシエーションなき社会のイニシエーション;家族の肖像・キッチン—吉本ばななの世界;幼童神アキラの誕生;翁と童の存在論;エロスとタナトス—夢野久作・地獄の季節;龍蛇性の婬—ブルー トパーズの聖と性;重力と死;翁の音楽—風の行方;風のモノガタリ)
- 終章 輪廻家族の誕生—新たなる魂の原理へ
「BOOKデータベース」 より