カトリーヌ・ド・メディシス : ルネサンスと宗教戦争
著者
書誌事項
カトリーヌ・ド・メディシス : ルネサンスと宗教戦争
河出書房新社, 1990.3
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Catherine de Medicis
Catherine de Medicis, ou, La reine noire
カトリーヌドメディシス
- タイトル読み
-
カトリーヌ ド メディシス : ルネサンス ト シュウキョウ センソウ
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注記
下: 略年表: p552-554
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784309201405
内容説明
ルネサンスの栄光と宗教戦争の恐怖を一身に体現したその生涯。—3人の王の母として30年にわたって事実上王国に君臨、この知性と魂の革命にもてあそばれるフランスを導いた稀有の女性の、初の本格的伝記。
目次
- 第1部 上昇(死の少女;メディチ家あるいは黄金の輝き;共和国によって庇護されたメディチ家のプリンスたち;揺りかごのカトリーヌ、法王のゲームの切り札;王冠をかぶった化け物たちと幼いカトリーヌ ほか)
- 第2部 フランスの玉座(カトリーヌは女王なのだろうか、あるいは端役?;異様な聖別式への前哨戦;ルネサンス期の王の聖別式;王とディアンヌは相愛し、なおざりにされた王妃は流行をつくる;王妃カトリーヌは辛抱あるのみ ほか)
- 第3部 王の母は王を支配する(白百合の花は荊の冠でもある;カトリーヌは権力を手にするが、同時に憎悪をも買う;夫婦喧嘩、そして宗教戦争;カトリーヌも王権もますます危険に瀕していく ほか)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784309201412
内容説明
「黒衣の女王」の復権。—16世紀のイタリアとフランスが生み出した稀有の女性、大ロレンツォの孫娘としてメディチ家の伝統を受け継ぎ、マキアヴェリ的政治手腕を発揮して王権を守った王母カトリーヌの実像。
目次
第3部 王の母は王を支配する(新しい政策の凡庸なるデビュー;家族に目を向けても、国事に悩むカトリーヌの心は晴れない;譲歩および前言取消しの終焉、虐殺・拷問・焼き打ちの始まり;カトリーヌは戦いの準備をし、母性愛を傷つけられる;マダム・カトリーヌはひそかに小さな戦いをくりひろげる;白昼堂々とおこなわれる本物の戦いと闇のなかで演じられる牽制作戦;ペチコートのなかの嵐は王家を震撼させる;途方もない結婚政策ははたして政治に役立つのだろうか?;政治的ではあったが、少しも夢のようでなかった結婚;弱き王は自らが師匠を選んだことによってますます弱体化する ほか)
「BOOKデータベース」 より