遊びと人間
著者
書誌事項
遊びと人間
(講談社学術文庫, [920])
講談社, 1990.4
- タイトル別名
-
Les jeux et les hommes
- タイトル読み
-
アソビ ト ニンゲン
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注記
原著増補改訂版の翻訳
参考資料: p306-339
遊びを考えるための文献リスト: p367-371
内容説明・目次
内容説明
なぜ人間は遊びのか。人は夢、詩、神話とともに、遊びによって超現実の世界を創る。現代フランスの代表的知識人といわれるカイヨワは、遊びの独自の価値を理性の光に照らすことで、より豊かになると考え、非合理を最も合理的に語ってみせる。彼は、遊びのすべてに通じる不変の性質として競争・運・模擬・眩暈を提示し、これを基点に文化の発達を考察した。遊びの純粋な像を描き出した遊戯論の名誉。
目次
- 定義
- 分類
- 遊びの社会性
- 遊びの堕落
- 遊びを出発点とする社会学のために
- 遊びの拡大理論
- 模擬と眩暈
- 競争と偶然
- 現代社会への再湧出
- 補論(偶然の遊びの重要性;教育学から数学まで;遊びと聖なるもの)
- 参考資料(昆虫における擬態;メキシコの「ヴォラドレス」における眩暈;オマキザルにおける破壊の喜び;スロット・マシーンの発展、それの生んだ熱狂;偶然の遊び、星占いと迷信;蟻の「麻薬」嗜好;成人儀礼のメカニズム;仮面による政治権力の行使 ほか)
「BOOKデータベース」 より