アメリカ・サンジカリズムの"頭脳" : ビンセント・セント・ジョンの実像

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アメリカ・サンジカリズムの"頭脳" : ビンセント・セント・ジョンの実像

久田俊夫著

御茶の水書房, 1990.4

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アメリカ・サンジカリズム ノ ズノウ : ビンセント・セント・ジョン ノ ジツゾウ

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Description and Table of Contents

Description

1876年にアメリカ南部で生まれ西部で育った“真の革命家”ビンセント・セント・ジョンの生涯は、まさしく波瀾万丈であった。セント・ジョンの組織と運動における重要性は龍頭蛇尾に終わったIWWの歴史の「頭部」の革命的絶頂期において『産業別組合宣言』に自らの思想を組織理念に据え最高指導者として組織全体を掌握していたことにある。本書は、革命的ロマンに情熱を傾けながら階級闘争を指揮し大きな歴史的貢献を果たしたにもかかわらず、「暴力の実践者」の汚名によってアメリカ労働運動史に独自の地位をもつ1人として評価を受けないできたセント・ジョンの“実像”を経歴に沿ってまとめようとした。

Table of Contents

  • 第1章 初期の実績—「小ナポレオン」
  • 第2章 元アイダホ州知事暗殺容疑
  • 第3章 「産業の自主管理」の実現
  • 第4章 内部抗争と理念的整備
  • 第5章 IWWの主要な戦歴
  • 第6章 ウォブリーの生態の理念と戦術
  • 第7章 「落伍」以降

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