マンダラ紀行
著者
書誌事項
マンダラ紀行
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1989.12
- タイトル読み
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マンダラ キコウ
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内容説明・目次
内容説明
神護寺、東寺、東大寺、高野山町石道そして四国八十八ヵ所への巡拝。引法大師空海の跡を辿る旅は、しだいに開けゆく密教論理空間解読の旅でもある。従来のマンダラ諸論とは隔絶したトポロジカルな思念の前に、胎蔵界・金剛界の両界マンダラ図が開示する真言密教の秘奥とは何か。民衆仏教の一面をも鮮やかに描ききる。
目次
- 大日のいますところにありながらそれとも知らず去りにけるかな
- 大日はいまだ雲霧におはすれどひかり漏れ来よ橋を渡らむ
- 大日のもとに至るか弘法の市にぎはひて心たのしむ
- 大日は大仏なりや半眼にいとおほらけくここにまします
- 絶巓にいます大日いや遠く足なへわれにいよよ幽し
- 大日の分かつ金胎求め来て坂を下ればへうべうの海
「BOOKデータベース」 より