日本近世国家史の研究
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日本近世国家史の研究
岩波書店, 1990.7
- タイトル読み
-
ニホン キンセイ コッカシ ノ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
戦国大名を倒して近世国家が成立する過程で武士以下の諸身分の人々がどのように「統一的軍隊」に編成されたのか、そのような軍隊を維持することが統一完成後の国家と社会にどのような特質を与えることになったのか。新しい近世史像樹立の構想のもとに実証的に解明する。「寛永の軍役令」を再検討した新稿二編を含む待望の論文集。
目次
- はしがき 問題の所在
- 第1章 「秀吉の平和」と武士の変質—中世的自律性の解体過程
- 第2章 「惣無事」令と国土の領有
- 第3章 幕藩初期の国奉行制
- 第4章 幕藩初期の身分と国役
- 第5章 近世の身分と兵農分離
- 第6章 「出頭」および「出頭人」
- 第7章 出頭人本多正純の改易
- 第8章 「公儀」権力の確立
- 第9章 いわゆる「身分法令」と「一季居」禁令
- 第10章 初期藩政改革と幕府
- 第11章 幕藩体制の成立と近世的軍隊
- 第12章 寛永期における統制と反抗—寛永軍役令への一視点
「BOOKデータベース」 より