書誌事項

写真の誘惑

多木浩二著

岩波書店, 1990.9

タイトル読み

シャシン ノ ユウワク

内容説明・目次

内容説明

写真をめぐってもっとも先鋭的な思考をつづけてきた著者は、メイプルソープが死の前年に撮った〈自写像〉に惹きつけられる。それは、著者を誘惑してやまない思考の迷宮への入口だった。この写真の衝撃は何なのか。写真史をたどれば、ますますこの写真の異質性だけが浮かび上がってくる。一枚の写真について考え抜きながら、これまでの思想を転倒させたスリリングな書き下し。

目次

  • 一枚の写真(トローマティックなある経験;イメージとそのレフェラン;死と写真)
  • 欲望と誘惑(あたらしい欲望;対象と手段;社会性の場)
  • 自己の死(言説としての死;個人、集団、歴史;純粋な視線)
  • 顔の体系(肖像と裸の顔;顔の言説;顔が崩れる)
  • 表象の支点(死の図像学;可視の空間;主体からイメージへ)
  • 未完のテクスト(隠喩としての死;異質なイメージ;円環をとじない物語)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BN05410049
  • ISBN
    • 4000026801
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    v,155p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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