アガサ・クリスティーの誘惑
著者
書誌事項
アガサ・クリスティーの誘惑
早川書房, 1990.6
- タイトル読み
-
アガサ クリスティー ノ ユウワク
大学図書館所蔵 件 / 全31件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
アガサ・クリスティー(1890‐1976)は、処女作『スタイルズ荘の怪事件』(1920)から遺作『スリーピング・マーダー』(1976)まで約80点の長篇・短篇集を著し、ミステリの女王として全世界の読者を楽しませてきたわけだが、その人気の秘密はどこにあるのだろう。60歳以後の晩年の作品に小説家としての成熟を見る著者は、女史の名作30数篇をほぼ年代順に取り上げながら、処女作から事実上の最後の作品『運命の裏木戸』(1973)にいたる作家クリスティーの足取りを追っていく。処女作から晩年までの諸名作の秘密をたずね、名探偵と脇役たちの人間味をさぐる好エッセイ集。
目次
- スタイルズ荘のひげ—『スタイルズ荘の怪事件』
- 気まぐれ銅貨の生涯—『秘密機関』
- ハーレクインの幻—『謎のクィン氏』
- 騙りの冒険をめざして—『茶色の服の男』
- 髭と俳句のひねった関係—『ポアロのクリスマス』
- オリエント急行のコメディー—『オリエント急行の殺人』
- ヘイスティングズという装置—『ゴルフ場殺人事件』
- ミス・マープルと編み物の効用—『牧師館の殺人』
- ソフト・ボイルドの探偵たち—『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』
- プロミシューズの宙吊り—『雲をつかむ死』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より