GM帝国の崩壊
著者
書誌事項
GM帝国の崩壊
草思社, 1990.11
- タイトル別名
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Rude awakening : the rise, fall, and struggle for recovery of General Motors
- タイトル読み
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GM テイコク ノ ホウカイ
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注記
参考文献: p378-382
内容説明・目次
内容説明
王者の地位に安住し、かつての栄光の時代の夢にひたりつづけた世界最大の自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)は、日本企業をはじめとするライバルの猛追にその座を揺さぶられ、ようやく不快な目覚めをむかえる。そして80年代、慢性的な凋落傾向に終止符を打つべく、ロジャー・スミスGM会長は数々の大改革を断行した。組織の大々的な再編成。トヨタとの合併事業「NUMMI」の設立。EDS、ヒューズ・エアクラフトの買収。「サターン・プロジェクト」の始動。しかし、変わらぬ独善的な経営哲学、官僚主義的なシステム、そして協調性のない労使関係の中で強行する技術偏重と人間軽視の方針からは、もはや絶望的な将来しか見えてこない。著名な産業アナリストの手になる本書は、巨大企業の栄光と衰退と苦闘の航路に、あらゆる現代企業に共通する問題を見いだした出色の「企業論」である。
目次
- 1 GMの企業文化—燃料を満タンにして誰も乗せずに走りつづける
- 2 まずは自動車のために
- 3 GMの新時代の幕開け—秩序を乱すオールドボーイ
- 4 小型車と大型戦略—競争力の回復
- 5 再編成の実施—大がかりな椅子取りゲーム
- 6 二つの工場の物語—NUMMIのチームワーク対GMの官僚主義
- 7 ゼネラル・モーターズとロス・ペロー—デトロイトの縁組
- 8 急激な変化—多くの軌道をまわる
- 9 挫折と非難—ビジョンと現実の衝突
- 10 オートメーションの波に乗って—裏目にでた賭け
- 11 復活への道—屈辱に甘んじる
- 12 21世紀に向かって疾走する—GMは勝てるか?
「BOOKデータベース」 より