鎌倉今昔物語 : 古社寺・人・風土・文学
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鎌倉今昔物語 : 古社寺・人・風土・文学
あるちざん, 1990.5
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カマクラ コンジャク モノガタリ : コシャジ ヒト フウド ブンガク
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Description and Table of Contents
Description
数多くの花の寺とともに、ここ鎌倉の歴史的風土は、四時、人を魅了してやみません。じっさい鎌倉とは、ただ鎌倉幕府があった古都というばかりでなく、禅宗と日蓮宗の本拠地であり、日本で初めて社会事業としての施療が行なわれた処であり、文学史上では初めて『万葉集』が読解され、初めて『源氏物語』が書物になった処でもあるのです。そして少し前は、無名時代の芥川龍之介や萩原朔太郎らが温かい人情に包まれて、その才能を伸ばした処でした。しかし、僅か半世紀前の彼らの足跡すら既に失われようとし、数多くの「やぐら群」や「切通し」などの鎌倉古道は、風化と損壊の危機に瀕しています。この本は、今ならばまだ私たちが先人たちの足跡を辿ることが出来る最後の機会だということを踏査し実感して書かれたものです。
Table of Contents
- 鶴岡八幡宮の沿革と境内
- 雪ノ下・西御門
- 鎌倉駅東口・小町・大町
- 材木座・由比ケ浜=鎌倉駅南
- 長谷・坂ノ下・極楽寺
- 鎌倉駅西口・佐助・扇ガ谷
- 北鎌倉・山ノ内
- 二階堂・浄明寺・十二所=東鎌倉
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