欧米住宅物語 : 人は住むためにいかに闘っているか
著者
書誌事項
欧米住宅物語 : 人は住むためにいかに闘っているか
(新潮選書)
新潮社, 1990.11
- タイトル読み
-
オウベイ ジュウタク モノガタリ : ヒト ワ スム タメニ イカニ タタカッテ イルカ
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注記
参考資料・文献:p259-262
内容説明・目次
内容説明
日本人は欧米の住宅や街や公園の豊かさを羨むが、それは住む闘いの成果だ。私費を投じて労働者住宅を作ったナポレオン3世、2万人が家賃ストライキに入ったグラスゴウの借家人、低家賃住宅を寄付したロスアンゼルスの不動産会社…。これは、私の見た「欧米ウサギ小屋脱出物語」である。欧米はいかに住宅不足を解消したか。アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスの闘いを語りながら住宅無策日本に提言する。
目次
- 第1部 アメリカのデモクラシー(シカゴのルネッサンス;不動産会社が寄付したドヤ街婦人センター;まちづくりは住民合意で)
- 第2部 西ドイツの住宅哲学(シュトルベルクのたたかい;生まれかわったシュトルベルク)
- 第3部 フランスの居住思想(ラ・クールヌーヴの反乱;それは一人の幼児の凍死からはじまった;「宮殿」に住む低所得者)
- 第4部 イギリスの社会主義(戦争便乗の家賃値上げは許さない—第1次世界大戦下グラスゴウの家賃ストライキ;住宅かけこみ寺「シェルター」—ホームレスをなくそう;“キャシー・カム・ホーム”)
- エピローグ 欧米で日本を考える
「BOOKデータベース」 より