L特急「あずさ」の殺人 : 長編ミステリー
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L特急「あずさ」の殺人 : 長編ミステリー
(Futaba novels)
双葉社, 1987.3
- タイトル読み
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L トッキュウ アズサ ノ サツジン : チョウヘン ミステリー
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内容説明・目次
内容説明
9号車に入った彼女は、座席で寝入っている男に、「さ、起きて」と声をかけながらその肩を叩いた。その瞬間、男の体がぐらりと横倒しになった。「あ、あなた!?」彼女が男にとりすがった。「どうなさったんですか?」折から車内点検に現われた車掌が、小走りで駆け寄ってきた。「死、死んでるんです」血の気のない彼女の口から出た言葉に、車掌は、座席にぐったりとしている乗客のそばに近づいた。乗客の顔を覗き込んだ事掌は、アーモンドのような匂いをかいで、どきっとした。いつか見たテレビの推理ドラマで青酸カリを飲んで死んだ人の口からは、アーモンドのような甘い香りが漂うといっていたのを思い出したからだ。彼は、車外に出るとすぐに警察に連絡した。—終着駅・新宿で発見された〈あずさ18号〉車内の死者は、無差別殺人の犠牲か?書き下ろし長編本格ミステリー!
「BOOKデータベース」 より