聞き書き・海上の人生 : 大正・昭和船員群像
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書誌事項
聞き書き・海上の人生 : 大正・昭和船員群像
(人間選書, 152)
農山漁村文化協会, 1990.11
- タイトル読み
-
キキガキ カイジョウ ノ ジンセイ : タイショウ ショウワ センイン グンゾウ
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内容説明・目次
内容説明
大正・昭和の時代を下積み船員として生き抜いた人々の労働と生活を、七年の歳月をかけて聞き取り発掘。苛酷な苦汗労働、搾取、差別に耐え、苦学、独学を積みかさねて船長、機関長に昇りつめた人々、また黎明期の海員組合運動に参画して船員社会の向上に貢献した人々の、生々しい息づかいの伝わる人生記録。出稼ぎ船員町の戦前史も収録。
目次
- 第1章 人生の夢と糧を海に求め—「職長」への航跡(会社より、戦争よりも船こそ大事 中村吉二;戦時輸送船で四たび遭難 川上長治;豪華客船の舞台裏を支えて半世紀 上野宗平;日中、そして太平洋戦争、死の海からの生還 奈須俊吾)
- 第2章 出稼ぎ船員の村に生まれて—父も船乗り、子も船乗り(北前船の“かしき”から叩き上げて外航船のボースンに 相馬嘉兵衛;商船、軍用、捕鯨船の機関部生活34年 斎藤留三郎;いまも4代続く船乗りの家 菅原源一郎)
- 第3章 苦学・独学の士官たち—職階制への挑戦(「見習い」からの初志を貫き船員社会の向上に貢献 竹本和蔵;社員になれない登用士官 中野健;見習いから一念発起、借金で無線電信講習所に入学 三浦名平)
「BOOKデータベース」 より