ヒトはなぜヒトを食べたか : 生態人類学から見た文化の起源
著者
書誌事項
ヒトはなぜヒトを食べたか : 生態人類学から見た文化の起源
早川書房, 1990.12
- タイトル別名
-
Cannibals and kings : the origins of cultures
- タイトル読み
-
ヒト ワ ナゼ ヒト オ タベタカ : セイタイ ジンルイガク カラ ミタ ブンカ ノ キゲン
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注記
原著(Random House, c1977)の翻訳
文献目録: 巻末p1-24
内容説明・目次
内容説明
一六世紀、メキシコに到着したスペイン人一行は、そこで驚くべき事実を見た。神に生贄を捧げ、その肉を人々が分け合い、食べるための大規模で組織的な食人儀礼—アステカの人々はなぜこんな習俗を発達させたのか?「文化唯物論者」ハリスは時に不可解にも思えるこうした文化現象を、人間の生活環境への適応の結果として理解する。大胆で挑戦的な発想で学界内外に広く反響を呼び、全米でベストセラーとなった本書は、現代アメリカを代表する人類学の奇才による、ユニークで知的刺激にあふれた「文化の生態学」の書である。
目次
- 文化と自然
- エデンの園の殺人
- 農耕の起源
- 戦争の起源
- 蛋白質と獰猛な人びと
- 男性優位とエディプス・コンプレックスの起源
- 第一次国家の起源
- コロンブス以前のメソアメリカにおける諸国家
- 全人王国
- 慈悲の小ヒツジ
- 禁断の肉
- 聖なる雌ウシの起源
- 水力利用の落とし穴
- 資本主義の起源
- 産業社会の泡
- エピローグ、および道徳に関する独白
「BOOKデータベース」 より