往相還相
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往相還相
(奥野健男評論集, 下巻)
阿部出版, 1990.12
- タイトル読み
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オウソウ カンソウ
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内容説明・目次
内容説明
芥川、太宰、三島という文学者を22年ごとに自殺させた昭和の文学とは一体何だったのか。「往」と「還」の狭間に立って今、“平成の文学”を展望する。
目次
- 昭和の文学—三人の文学者の自殺
- 反構成的文学—島尾敏雄と小島信夫
- 日野啓三『あの夕陽』
- 田中小実昌『ポロポロ』
- 野坂昭如『マリリン・モンロー・ノー・リターン』
- 半村良『産霊山秘録』
- 田中光二『スフィンクスを殺せ』
- 筒井康隆『虚人たち』
- 津島佑子・太田治子に見る「太宰治」の影
- 島尾敏雄を送る
- 森茉莉—『甘い蜜の部屋』の二重構造
- 円地文子文学と『菊慈童』
- 渋沢龍彦“昭和の子供よ”
- 文学にとりつかれた人—磯田光一
- 無頼派と前衛派の初点—石川淳論のうち
- 色川武大『虫けら太平記』
- 開高健〜豊かさに大きく生きた人
- 文学思想家伊藤整—近代日本人の発想に諸形式
- 正真の文学者—木山捷平
- 尾崎一雄試論
- 川崎長太郎の人と文学
- なぜ今、犀星、太宰、三好十郎なのか
- 無頼派は天使、悪魔のごとく—坂口・太宰・檀の文学
- 坂口安吾の復活
- 世界の若者たちに読まれる太宰
- 三島由紀夫への私的な想い
- 高見順の思い出〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より