透きとおった悪
著者
書誌事項
透きとおった悪
紀伊國屋書店, 1991.2
- タイトル別名
-
La transparence du mal : essai sur les phénomènens extrêmes
- タイトル読み
-
スキトオッタ アク
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内容説明・目次
内容説明
時代は世紀末に—いよいよ先の見えなくなる社会の動き。かつて「消費社会」論の新時代を拓いたボードリヤールが、この世紀末の世界を見きわめ、近未来的な予測を展開した成果がここにある。彼は言う—。〈悪〉が眼にみえない膜となって、世界を覆っている、と。きわめて今日的な事象を数多くとりあげ、あざやかに解読してゆく本書は、推理小説を読むような意外性と、SFを読むような想像の快楽を与えてくれる。
目次
- 狂宴の後で
- 美的なものを越えて
- 性的なものを越えて
- 経済を越えて
- 超伝導体的な出来事
- オペレーショナルな白さ
- ゼロックスと無限
- 消毒と有毒性
- 欲動と斥力
- テロリズムの鏡
- 悪はどこへ行ったのか?
- ネクロスペクティヴ
- エネルギーの運命
- 呪われた部分のテオレマ
- ラディカルな他者性
「BOOKデータベース」 より