Bibliographic Information

手の変幻

清岡卓行〔著〕

(講談社文芸文庫, . 現代日本のエッセイ||ゲンダイ ニホン ノ エッセイ)

講談社, 1990.9

Title Transcription

テ ノ ヘンゲン

Note

著者の肖像あり

年譜・著者目録: p269-284

Description and Table of Contents

Description

ミロのヴィーナスがあのように魅惑的なのは、彼女が、その両腕を故郷であるギリシアの海か陸のどこか、いわば生ぐさい秘密の場所にうまく忘れてきたからだ。絵画・映像・音楽その他のあらゆる“手”の変幻を捉え、美や真実の思いがけない秘密の瞬間を析出した、清岡卓行の鮮やかな詩的想像力。エッセイ文学の名品。

Table of Contents

  • 失われた両腕—ミロのヴィーナス
  • 思惟の指—半跏思惟像(広隆寺)に
  • 映像と心像—アンリ・コルピ『かくも長き不在』
  • 指の先の角砂糖—萩原朔太郎「この手に限るよ」
  • 勝利の羞恥と儚さ—東京オリンピックから
  • 演奏の手
  • 決死の手の蘇生—島尾敏雄「出発は遂に訪れず」
  • 女の手の表情

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1
Details
  • NCID
    BN05905391
  • ISBN
    • 4061960954
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    284p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Parent Bibliography ID
Page Top