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もう登らない山

串田孫一著

恒文社, 1990.12

タイトル読み

モウ ノボラナイ ヤマ

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内容説明・目次

内容説明

日々の思索の折々に山に吹く風を想い、岩稜にこだまする山靴の歌を聴く著者の想念の翼は、頂稜を駆け登り、這松の尾根をかすめ飛び、霧につつまれた樹林帯を抜け、湿原のほとりに眠る—。登らない山だからこそ、自然の真の姿が見えることがある。声高に駆がしく叫ぶのではない、静かに低く響く声の中にこそ、人間と自然の調和を願い、山を愛する人の確かな想いが秘められているに違いない。本書には、いつまでも心豊かに、精神面でも収穫の多い山登りを愉しんで欲しいと願う著者の、そうした素朴な想いが溢れ、本書を手にする人の山の道を明るく照射する。

目次

  • 山の自然と人
  • 白馬岳
  • 槍ケ岳
  • 山上の初光
  • 藤の花の散る谷
  • 湿原
  • 雪の舞う峠
  • 一瞬の恐怖と警告
  • ラスキンの納得する旅
  • 山の表情
  • 山の道・空の道
  • 静かな流れのほとり
  • 水についての断想
  • 山に携えた手帳
  • 好奇心と怒り
  • 共に微笑む山の絵
  • 狐と駒鳥
  • 虹芝寮からの私の道
  • 冬の旅

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN05963536
  • ISBN
    • 4770407289
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    189p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
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