書誌事項

日系カナダ人

辻信一著

晶文社, 1990.12

タイトル読み

ニッケイ カナダジン

注記

参考文献:p304-305

内容説明・目次

内容説明

1988年、カナダ政府は太平洋戦争中の日系人迫害が人種差別に基くものであったことを認め、正式の謝罪と賠償を発表した。これは当時日系人の受けた経済的損害への補償というにとどまらない。少数民族への差別の上に成立してきた北米社会の基盤そのものへの問い直しに直結している。一世、二世の日系カナダ人11人に聞き書きあるいは、手記を再構成、過去の沈黙を破って、その知られざる生き方を紡ぎだす。

目次

  • 1 リドレスということ(リドレス—歴史を取り戻すために;おどろき・笑い・愛—ジョイ・コガワ)
  • 2 石の声(スローカン移動日記—池田かおる;捕虜収容所日記・序—三上浩吉;足跡・ある社会主義者の手記—高橋源七)
  • 3 沈黙の声(“土人”にかえる—マイク・木田;ある日系被爆者の証言—トシコ・吉川;手探りの暗い道—タカオ・島崎)
  • 4 揺れるアイデンティティ(悲しい時に笑う—ケイ・ニシダ;渡り鳥—ジェシー・ニシハタ;宙ぶらりん—渡辺繁)

「BOOKデータベース」 より

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