真説大相撲見聞録
著者
書誌事項
真説大相撲見聞録
(新潮文庫, い-28-2)
新潮社, 1987.2
- タイトル読み
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シンセツ オオズモウ ケンブンロク
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真説大相撲見聞録
1987
限定公開 -
真説大相撲見聞録
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内容説明・目次
内容説明
北の富士と貴ノ花、輪島と北の湖など、土俵を彩った名勝負の裏のドラマを描く「戦後遺恨相撲列伝」。無敵の横綱双葉山の69連勝、実は—「双葉山は『87連勝』だった」、大乃国をはじめ、巨漢力士の大半が栄養過剰による運動不足なのを指摘した「相撲界を直撃した『過保護育て』の付け」など、大相撲を支える裸の戦士たちの姿を写し出し、知られざる土俵の裏側に光をあてる。
目次
- 相撲の醍醐味
- 戦後異能力士列伝(「若ノ花は軟体動物である」;暴れん坊・陸奥嵐と「潜航艇」岩風;胴長・琴ケ浜と手長・若葉山;長身・鳴門海と打棄り名人・若浪;「起重機」明武谷と「三所攻め」那智ノ山;「押しの一手」若羽黒と栃光;「土俵の魔術師」2人—貴ノ花と栃赤城)
- 戦後遺恨相撲列伝(23年秋場所—増位山・東富士戦;33年秋場所—北の洋・栃錦戦;35年初場所—柏戸・大鵬戦;37年春場所—佐田の山・豊山戦;47年初場所—北の富士・貴ノ花戦;49年名古屋場所—輪島・北の湖戦)
- 戦場の芸術
- 相撲講談—土俵の修羅たち
- 王と貴ノ花
- カメハメハ大王の贈物—高見山大五郎
- 空前絶後「土俵際の仕切り」—放駒長吉 相生松五郎
- 貘を喰った男—安芸ノ海
- 双葉山を破った「もう一人の安芸ノ海」—綾川
- 成金王の金を蹴飛ばした豪傑—二代目朝潮
- 高砂部屋“第二の親方”と占い師—大林、四賀ノ峰
- 相撲隠語になった男—源武山
- 「敢闘精神なし」で出場停止処分—青葉山・竜王山
- まわしに枕草紙、ねずみ小僧で勝つ—大邱山、増位山
- 永遠のひとつの力士理想像—天竜
- 東京大空襲に死す—松浦潟、豊島
- 双葉山は「87連勝」だった
- 日本最高の相撲通—天皇裕仁
- 相撲界を直撃した「過保護育て」の付け(「相撲部屋宿舎現金盗難事件」の謎;花のサンパチ;畑中栄一相撲協会診療所長の警告)
- 学生に告ぐ「プロは甘くない」(学生横綱豊山への足枷;「アマとプロ」の差がちぢまったという錯覚)
- 相撲革新論(新国技館ブームの中で;入門前から糖尿病の新弟子たち;協会もマスコミも襟を正せ)ほか
「BOOKデータベース」 より