キリスト教も幻覚から始まった!? : 幻覚と妄想の不思議学
Author(s)
Bibliographic Information
キリスト教も幻覚から始まった!? : 幻覚と妄想の不思議学
はまの出版, 1988.3
- Title Transcription
-
キリストキョウ モ ゲンカク カラ ハジマッタ : ゲンカク ト モウソウ ノ フシギガク
Access to Electronic Resource 1 items
-
Limited
Available at / 7 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
Description
「幻覚」とか「妄想」という言葉を聞くと、私たちはすぐに異常なものと考えがちです。しかし、本当にそうなのでしょうか。たしかに、さまざまな心の病が原因で、そうしたものが起こることもあります。ときには、犯罪を引き起こすことすらあります。しかし、だからといって、「幻覚」や「妄想」を100パーセント悪だと決めつけることはできません。たとえば現代社会で、多くの人の心の支え、精神的なよりどころとなっている高等宗教も、その多くが、教祖の「幻覚」「妄想」を一つの引き金として始まっていると考えられるのです。その意味からすると、幻覚や妄想は私たちの歴史の中で、大きな役割を果たしてきたとも言えるのです。本書は、私たちの生活と決して無縁でない、幻覚、妄想について、ありとあらゆる角度からわかりやすく説き明かしたものです。
Table of Contents
- プロローグ—高等宗教も、凶悪犯罪も、幻覚・妄想のなせる業
- 第1部 「幻覚」とは何なのか?(夢と幻覚との関係は?;アルコールと幻覚との関係は?幻視と幻聴との関係;幻覚は、なぜ起こるのか?;病的な幻覚と、そうでない幻覚)
- 第2部 「幻覚」のメカニズム(「もう一人の自分」が見える幻覚;憑依と幻覚;幻覚は伝染する!?)
- 第3部 「妄想」がつくり出す世界(妄想とは何か?;パラノイア〔妄想症〕とは)
- 第4部 「幻覚・妄想」が私たちの生活・文化に与える影響(犯罪と、幻覚・妄想との関係;芸術も、幻覚・妄想の産物!?;幻想・妄想が、世界の歴史を変える!)
by "BOOK database"