甲乙丙丁
著者
書誌事項
甲乙丙丁
(講談社文芸文庫)
講談社, 1991.4
- 上
- 下
- タイトル読み
-
コウ オツ ヘイ テイ
大学図書館所蔵 件 / 全49件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
下: 著書目録--中野重治: p705-708
底本: 「中野重治全集 第7-8巻」(筑摩書房1977刊)
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784061961234
内容説明
64年春、日本統計資料社に勤める津田貞一に、出勤停止、アカハタ配布停止がもたらされる。貞一と、30年代からの交流のある、もう一人の主人公、党中央委員、田中榊は、嘗て参議院議員でもあり、作家でもある。合法、非合法、半合法、戦前・戦中・戦後を、時代の良心として、精一杯生きぬいた中野重治が、党および人との諸問題を、良心の底をもつき貫いて語った巨大な文学的記念碑。良心の底を自ら抉る著者の野間文芸賞受賞の大作。
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784061961241
内容説明
二人の主人公、津田貞一、田中榊を合わせ鏡のようにして、30年前後から、60年安保後の、69年現在の中野重治の、日本共産党との様々な関係を、痛烈な自己告発を含めて、ねばり強く検証する、野間文芸賞受賞の記念碑的力作。「村の家」「五勺の酒」「萩のもんかきや」などの中・短篇、「むらぎも」「梨の花」などの長篇、そして「中野重治詩集」等、昭和期日本文学を代表する中野重治晩年の長篇。
「BOOKデータベース」 より