日本美縄文の系譜
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書誌事項
日本美縄文の系譜
(新潮選書)
新潮社, 1991.4
- タイトル読み
-
ニホンビ ジョウモン ノ ケイフ
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注記
参考文献:巻末
内容説明・目次
内容説明
日本の芸術の、ひいては精神の抑の母胎は縄文です。だが、弥生に征服されて歴史の地底に埋められました。その上に近代化が行なわれました。それが、今日の日本の心の衰頽を招いたのです。しかし、闇の中の伏流水となって、縄文の祈念は流れ続けてきました。時に、それは歴史の上層に縄文の虹を噴上げました。その虹を見つめて、日本人の愛は何であるのか、日本人の未来は何であり得るのか、それを探り出そうとするのが本書です。
目次
- 1 はじめに—国の記憶とは
- 2 富士山の謎—だれの山なのか…
- 3 縄文教—順照射の試み
- 4 蝦夷の顔—亜弖流為
- 5 細道の奥に枯野—芭蕉と陸奥
- 6 祈りの造型—縄文の神と白鳥伝説
- 7 五重塔から天守閣へ—聖徳太子と信長
- 8 バサラの花—中世に噴出する縄文
- 9 中間表情の鎮魂—縄文のデカルコマニー
- 10 縄文の子孫たち—現代作家・詩人の場合
- 11 終りに—おはよう縄文
「BOOKデータベース」 より