鬼の研究
著者
書誌事項
鬼の研究
(ちくま文庫, [は-9-1])
筑摩書房, 1988.12
- タイトル読み
-
オニ ノ ケンキュウ
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注記
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
かつて都大路を百鬼夜行し、一つ目、天狗、こぶ取りの鬼族が世間狭しと跳梁し、また鬼とならざるを得なかった女たちがいた。鬼は滅んだのだろうか。いまも、この複雑怪奇な社会機構と人間関係の中から、鬼哭の声が聞こえはしないか。日本の歴史の暗部に生滅した〈オニ〉の情念とエネルギーを、芸能、文学、歴史を捗猟しつつ、独自の視点からとらえなおし、あらためてその哲学を問う名篇。
目次
- 序章 鬼とは何か
- 1章 鬼の誕生
- 2章 鬼を見た人びとの証言
- 3章 王朝の暗黒部に生きた鬼
- 4章 天狗への憧れと期待
- 5章 極限を生きた中世の鬼
- 終章 鬼は滅びたか—あとがきにかえて
「BOOKデータベース」 より