啄木短歌論考 : 抒情の軌跡
著者
書誌事項
啄木短歌論考 : 抒情の軌跡
八木書店, 1991.3
- タイトル読み
-
タクボク タンカ ロンコウ : ジョジョウ ノ キセキ
大学図書館所蔵 件 / 全85件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献一覧: p255-257
内容説明・目次
内容説明
気鋭の啄木研究家として実績のある著者が、これまでの諸家の論考のすべてを踏まえながら、独自で新鮮な切り口から、新しい啄木像を構築する力篇である。「一握の砂」「悲しき玩具」を中心に、啄木の歌の卓抜した魅力と、かずかずの謎が、心やさしいしなやかな感性と、熱のこもったねばり強い筆によって追究され、精細に論証される。
目次
- 啄木という存在—「はたらけど」の歌をどう読むか
- 1 『一握の砂』にいたる抒情(野に叫ぶ抒情—「血に染めし」歌の成立;メデューサの首—「石破集」の風景;歌へるは誰そ—「莫復問」の位置;自選歌の主題—『一握の砂』の原風景)
- 2 『一握の砂』—視線の劇化(まなざしの歌集『一握の砂』;「穏かならぬ目付」の啄木;幻想の森への回帰—明治41年秋の記念;『一握の砂』の最終歌)
- 3 『悲しき玩具』—末期の歌の方法(末期の眼でうたう啄木;飛翔する林中の鳥—「閑古鳥」四首の世界;死地に挑む抒情—「目を閉じる」啄木)
「BOOKデータベース」 より