陸奥宗光
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陸奥宗光
(PHP文庫)
PHP研究所, 1990.11
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ムツ ムネミツ
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注記
底本は1987年12月(上巻)、1988年1月(下巻)、PHP研究所刊
参考文献: 下p506-508
内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784569562803
内容説明
不平等条約の改正、日清戦争と下関条約、そして三国干渉—激動の時代にあって、日本の命運を担い、近代日本外交の礎を築いた陸奥宗光。だが、その前半生は、一家流浪、坂本龍馬や伊藤博文との出会い、明治新政府への参画と4年間の投獄など、波瀾に富むものであった。本書は、「蹇々録」をはじめとする膨大な資料と、父祖からの伝承をもとに描かれた“実像・陸奥宗光”として、近代日本史に一石を投じた力作である。
目次
- 行路難
- 自得翁
- 嘘つき小二郎
- 新政府
- 鵬翼折る
- 冬の鴬
- 「日本人」
- 土佐のいごっそう
- 運命の年
- 夢破る
- 蛍雪の功 再び
- 鷙鳥は群れず
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784569562810
内容説明
欧米の議会政治の本質を学び帰国した宗光は、第二次伊藤内閣の外務大臣となり、懸案であった英国との条約改正を成功させる。その9日後、日本は日清戦争に突入。宗光は、英・米の干渉を排した開戦外交を展開、さらに、三国干渉をすばやく収拾し、見事な外交手腕を発揮する。国内における国際主義と国権主義の相克の中で、常に世界に視点を置き、日本の行く末を見据え続けた政治家・陸奥宗光。本書はその後半生を描きあげた大作評伝の完結編である。
目次
- 蛍雪功の 三たび
- 再出発
- 条約改正問題
- 入閣
- 初期議会時代
- 元勲内閣
- 条約改正成る
- 大日本帝国時代の幕開け
- 開戦外交
- 日清戦争の政戦略
- 三国干渉
- 陸奥の死—その後
- エピローグ 春の雪幻想
「BOOKデータベース」 より