京大坂の文人 : 幕末・明治

書誌事項

京大坂の文人 : 幕末・明治

管宗次著

(上方文庫, 11, 21, 33, 36)

和泉書院, 1991.7-

  • [正]
  • 続々
  • 続々々

タイトル別名

京大坂の文人 : 幕末明治

京大坂の文人 : 幕末・明治 : 付『大和国名流誌』

タイトル読み

キョウ オオサカ ノ ブンジン : バクマツ メイジ

注記

参考文献: [正]: p198-200. 続: p223-225

続のタイトル関連情報: 幕末・明治 付『大和国名流誌』

続々, 続々々にはタイトル関連情報なし

内容説明・目次
巻冊次

続 ISBN 9784757600485

内容説明

幕末明治に活躍した文人たちの伝記や著述を取りあげ当時の文化のかたちをあらわにする。全部で14章からなり、現代の古典研究の学祖の一人本居宣長の京の門人たちの動向や、高槻における万葉調歌風の一派、山陵研究に従事した愛書家の矢盛教愛、尼崎の郷校の先生として一生を終えた鴨田白翁、懐徳堂の人々と山片家の交流、堺の富豪の蔵書目録などなどみな興味尽きぬものばかりである。

目次

  • 大橋長広について—京における鈴屋門
  • 京の鐸舎の書状刷り物
  • 和歌誹諧体の宗匠、伊東颯々
  • 追善歌集『月の玉橋』について
  • 国学者、矢盛教愛について—付・矢盛文庫旧蔵本目録
  • 幕末における山片家と懐徳堂—四水館をめぐって
  • 尼崎郷校の儒者、鴨田白翁
  • 高山慶孝について—付・高山慶孝蔵書目録『慶応二年丙寅秋八月改正高山氏蔵書目録』
  • 遠藤千胤「明石の浦月見の記詠草」—開化期の国学者の紀行
  • 滋岡家と近世後期大坂雅壇〔ほか〕
巻冊次

続々 ISBN 9784757604636

内容説明

京大坂が上方とよばれ学芸学問の中心地だった頃、そこに生きた文人たちを、伝記と著述を中心に様々な逸話を織りまぜながら紹介、多く資料や自筆短冊の写真を添えた。取りあげる人物・事項も住吉大社神官の津守家、緒方洪庵と和歌、一絃琴(須磨琴)の真鍋豊平、伴林光平と種痘の和歌、尼崎の儒医西村榕園と懐徳堂、京都奉行所同心吉岡美知などなど、幕末という時代に文芸や学芸をもって華やかに生きた様を浮き彫りにする。

目次

  • 1 近世期津守家の歌道津守国礼と柿葉斎喜始
  • 2 寛政九年九月織仁親王古今御伝授両社御代参雑記
  • 3 緒方洪庵と和歌をめぐって—緒方家の人々と和歌
  • 4 一絃琴宗匠真鍋豊平
  • 5 五十川金雪『金雪詩稿』について—安政三年二月廿五日〜九月四日
  • 6 伴林光平と種痘の和歌
  • 7 伴林光平手抄『村上潔夫翁歌』
  • 8 尼崎の儒医西村榕園と懐徳堂
  • 9 『野史竟宴詩歌』作者目録—懐徳堂の人々と地下官人
  • 10 山田嘉猷と『樛の落葉』について—京における鈴屋門の末流
  • 11 京都奉行所同心吉岡美知詠草(安政五年)
巻冊次

続々々 ISBN 9784757605404

内容説明

文化学芸の中心地であった京大坂も幕末から明治という時代の変革期に文人たちはいかにあったのか。伝記と著述から、さらに、多くの資料や自筆短冊の写真も添え、彼らの生きた姿を浮かびあがらせる。坂本龍馬の妻おりょうの父、楢崎将作と交流のあった進藤千尋。京都が西京と呼ばれる文明開化の時代に出現した考古家たちのサークル活動。国学の復古を信じた新しい時代の学者敷田年治。大坂の雅品溢れる商家の旦那たちの和歌宗匠弾琴緒、などなど興味の尽きない京大坂の文人たちを取り上げる。

目次

  • 1 進藤千尋について—青蓮院坊官の文事
  • 2 安井自牧の書幅
  • 3 明治八年以文社「年號展覧目録」—明治初期京都における考古家たち
  • 4 『梶子追福扇合』について
  • 5 倉谷友于の門人たち—「倉谷主水友于門人」
  • 6 『安政丁巳浪華尚歯会記』をめぐって—三浦茂樹と武中孟満
  • 7 山口敏樹—天満宮社中連歌参座
  • 8 敷田年治について
  • 9 弾琴緒—明治期旧派歌人による出版事業
  • 10 開化期播磨の歌人 岩崎利記
  • 11 『猪名野廼摘草』—旧派歌人の歌集出版
巻冊次

[正] ISBN 9784870884694

内容説明

日本の文壇が近代を迎えるにはいかなる土壌があったのか、文人たちの伝記と逸話を中心に探る。取り上げた文人たちも、著名歌人蓮月尼から、赤報隊として切られた川喜多真彦、京都奉行所与力・同心、富士谷成章門流など従来全く研究されていない人たちまで多種多様。

目次

  • 幕末明治京都の文人(与謝野鉄幹の父礼厳と園美蔭;富士谷成章の北辺門 進藤千尋;幕末女流三歌人 蓮月尼・上田千賀子・太夫桜木;西本願寺財政改革の功績者 石田敬起 ほか)
  • 幕末神戸の女流歌人 中西為子
  • 幕末明治大坂の文人とその周辺(田中金峰著『大阪繁昌詩』—父、田中華城の奉納箱書—;尾崎雅嘉と木村兼葭堂—浪華町人学者交流—;契沖阿闍梨150回遠忌追悼歌集『菴のうめ集』;暁鐘成の短冊;近世文学にみる種痘と除痘館;近藤芳樹の板下 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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