望郷と海
著者
書誌事項
望郷と海
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1990.12
- タイトル読み
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ボウキョウ ト ウミ
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内容説明・目次
内容説明
1945年、ハルピンでソ連軍に抑留され、1953年に特赦で日本に帰還した著者が、シベリア各地のラーゲリを転々とした体験をもとに執筆した全エッセイを収録。極寒の地での激しい労働、栄養失調、同囚の密告などに耐えて生き続ける人間の姿と、何よりも厳しく自己自身の精神と魂のありようを静かに見つめ続けた希有な記録である。
目次
- 確認されない死のなかで
- ある〈共生〉の経験から
- ペシミストの勇気について
- オギーダ
- 沈黙と失語
- 強制された日常から
- 終りの未知
- 望郷と海
- 弱者の正義
- 沈黙するための言葉
- 不思議な場面で立ちどまること
- 『邂逅』について
- 棒をのんだ話
- 肉親へあてた手紙
- 1956年から1958年までのノートから
- 1959年から1962年までのノートから
- 1963年以後のノートから
「BOOKデータベース」 より