雪渡り
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書誌事項
雪渡り
(日本の童話名作選)
偕成社, 1990.6
- タイトル読み
-
ユキワタリ
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注記
底本: 『新修宮沢賢治全集』 (筑摩書房刊) 所収 「雪渡り」
内容説明・目次
内容説明
雪がすっかり凍って大理石よりも堅くなり、空も冷たい滑らかな青い石の板で出来ているらしいのです。「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」四郎とかん子とは小さな雪沓をはいてキックキックキック、野原に出ました。いつもは歩けない黍の畑の中でも、すすきで一杯だった野原の上でも、すきな方へどこ迄でも行けるのです—透明・清浄な北国の冬を舞台に、人の子と狐の子との交歓を描く宮沢賢治の幻想童話。賢治に心酔する画家・たかしたかこが感性を澄ませた繊細な筆致で絵本化しました。
「BOOKデータベース」 より