史話中世を生きた人びと
著者
書誌事項
史話中世を生きた人びと
(福武文庫, よ0301)
福武書店, 1991.9
- タイトル別名
-
中世を生きた人びと : 史話
- タイトル読み
-
シワ チュウセイ オ イキタ ヒトビト
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内容説明・目次
内容説明
およそ4世紀余にわたる中世を生きた無数の群像は、著者の研究生活の中で深い印象を刻みこんだ人びとばかりである。実在の人物のみならず、架空の人物を登場させているのは、かえってその時代を生きた「人間」の心のありどころを示すからだという。躍動する中世の“熱気”を伝える人物「史話」18編。
目次
- 1 藤原頼長—変革期のなかの父子像
- 2 下河辺行秀—太平洋のかなたに消えた東国武士
- 3 北条政子—承久3年5月19日の尼将軍
- 4 建礼門院右京大夫—永い余生を歌に生きた歌人
- 5 藤原定家—寛喜大飢饉の渦中に生きた公家歌人
- 6 忍性—非人・癩者に直面しつづけた律宗僧
- 7 一遍—遊行と捨身の生涯
- 8 伏見宮貞成のたたかい—室町時代の皇位継承問題
- 9 小嶋法師—なかぞらに浮かぶ“太平記作者”のおもかげ
- 10 ぶあく—桧舞台に躍動する衆庶の面目
- 11 文正—絵本にたちこめる立身出世の夢
- 12 門次郎と願阿弥—大飢饉に直面した二人の庶民
- 13 いままいり—“女のいくさ”に敗れた一女傑の最期
- 14 宇野玄周—下剋上の世を生き抜いた町衆
- 15 千本の赤—権益争奪の地獄を生きた河原者
- 16 ザビエルとアンジロー—万里の波涛をこえてきた師弟
- 17 織田信長—天正10年夏
- 18 宗易と宗二—「茶話」のなかの師弟像
「BOOKデータベース」 より