精神分裂病と境界例

書誌事項

精神分裂病と境界例

小川信男著

金剛出版, 1991.9

タイトル読み

セイシン ブンレツビョウ ト キョウカイレイ

電子リソースにアクセスする 全1

大学図書館所蔵 件 / 68

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

著者は本書の巻頭に収められた論文「分裂病心性の研究」において森村賞を受賞し、大きな反響を呼んだ。そこでは著者は、分裂病者の心の深奥にまで誠実なまなざしを向け、共感と交感による精神療法的かかわりのありかたを論じた。すなわち、治療者の患者の触れ合いによる、精神分裂病の精神療法の可能性を高らかに宣言したのである。本書は、空論を嫌う著者がその長年の歩みの中で、患者との魂の交流を通して得たものを丹念に紡ぎだした貴重な論文を集成したものである。

目次

  • 分裂病心性の研究—離人症と両面性の問題をめぐって
  • 離人症
  • 精神分裂病の精神療法
  • 分裂病と同胞順位—発現率および病像との関係
  • 精神分裂病と境界例
  • 境界例の家族療法経験から
  • 境界例に対する家族療法の意義
  • 私の「いわゆる境界例」観
  • 井村恒郎先生の想い出
  • 患者から学ぶ
  • 東大卒業後50年の想い出

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ