卡子 : 中国革命戦をくぐり抜けた日本人少女
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卡子 : 中国革命戦をくぐり抜けた日本人少女
(文春文庫, [え-8-1,
文芸春秋, 1990.2
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チャーズ : チュウゴク カクメイセン オ クグリ ヌケタ ニホンジン ショウジョ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784167521011
内容説明
「〓子」とは軍の検問所のこと。1948年、旧満州(中国東北部)では国府軍の支配下にあった長春を、中共軍が包囲して兵糧攻めにしたため、市民は忽ち飢餓に瀕した。人々は脱出を計ったが、行く手を中共軍に阻まれ、狭い緩衝地帯に閉じ込められて地獄が現出した。これは、当時七歳だった日本人の一少女の貴重な体験の記録である。
目次
長春篇(赤いガラス玉;過去からのメッセージ;絶望都市・長春;〓子、再び)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784167521028
内容説明
長春からかろうじて脱出を果した一家が、朝鮮国境に近い延吉までたどりついた時、栄養失調の上に全身を結核菌に冒されて、少女は危い状態にいた。奇跡的に本復を遂げた後も、彼らにはまだ様々な災厄が待ちかまえていた。革命の洗礼、朝鮮戦争の勃発。戦後中国に留まったある家族の苛酷な体験をつづった衝撃のドキュメンタリー。
目次
- 延吉篇(自由の大地;解放区延吉;再びの命;何処へ—朝鮮戦争勃発;失われた時を求めて)
- 天津篇(天津の灯はさまよう)
「BOOKデータベース」 より