小暗い森
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小暗い森
新潮社, 1991.9
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オグライ モリ
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Universität Zürich, Universitätsbibliothek, Asien-OrientOASJ
上巻UAOIJ J 782 Kag 005 / 1UM2239459,
下巻UAOIJ J 782 Kag 005 / 2UM2239460 OPAC
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University of Toyama Library, Central Library図
上巻913.6||K11||Og=121067402,
下巻913.6||K11||Og=221067403 -
Hiroshima Institute of Technology Library図書館
上巻913.6||カガ||上0110279387,
下巻913.6||カガ||下0110279395 -
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Description and Table of Contents
- Volume
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上巻 ISBN 9784103308058
Description
ぼく(小暮悠太)は昭和4年、母方の祖父時田利平が営む東京三田の病院で生れた。従兄には軍人の敬助、帝大卒の晋助がいる。祖父は祖母の歿後、元看護婦と再婚し、母の妹夏江は副院長と離婚して、傷病兵の菊池透と再婚する。昭和16年、小学校が国民学校と改称され、戦時色の強まるなかで、6年生のぼくは淡い初恋を体験したり、友達の死に遭ったり、偏頭痛に悩まされたりする。戦争になだれ込んでいく時代の、少年の目に捉えられた日常と、外科病院の一族の人間像を鮮かに描く。『岐路』に続く自伝的大河小説。
- Volume
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下巻 ISBN 9784103308065
Description
悠太の祖父時田利平は、三田で外科病院を営んでいる。長女である悠太の母初江は、過去に甥の晋助と情を通じたことがあり、娘央子は晋助の子ではないかと疑っている。昭和16年12月、米英との開戦の報に人々が沸きたつなか、次女夏江と結婚したクリスチャン菊池透は特高につれていかれる。利平は妻の不義の噂に焦燥を感じて麻薬中毒となり、初江は再燃した晋助との恋愛に悩む。昭和の戦争開戦前後の時代を背景に、戦争の影響下にあって、心情豊かな一族それぞれの生き方と、抑圧された恋愛を力強く描く。
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