源氏物語宮廷行事の展開
著者
書誌事項
源氏物語宮廷行事の展開
桜楓社, 1991.9
- タイトル別名
-
源氏物語 : 宮廷行事の展開
- タイトル読み
-
ゲンジ モノガタリ キュウテイ ギョウジ ノ テンカイ
- 統一タイトル
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内容説明・目次
内容説明
王朝貴族は宮廷行事に精通することを自らの資格として、典雅華麗を極めた世界を形成していた。そんな世界の最高峰に定置する文学が源氏物語である。紫式部は宮廷行事・遊宴を描き、絢爛たる彩りを表出すると共に、究極として光源氏の聖性と比類なき栄耀を物語る。多くの祭祀資料によって写実化しつつ、ユニークな源氏論を展開する。
目次
- 1 賀茂神の信仰—源氏物語との連関を軸として
- 2 藤裏葉の巻にみる賀茂神の信仰
- 3 紫上と朝顔斎院—賀茂神に関わる聖女として
- 4 朝顔の周辺と斎院御禊のこと
- 5 男踏歌考—中国・日本そして源氏物語における
- 6 踏歌の波及—阿蘇神社の場合
- 7 宮廷行事・白馬の展開—源氏物語の世界へ
- 8 源氏物語と住吉信仰
- 9 源氏物語などにみる節供
- 10 源氏物語研究の展開—祭祀の庭から
「BOOKデータベース」 より