親鸞
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親鸞
(吉川英治歴史時代文庫 / 吉川英治著, 11-13)
講談社, 1990
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- 3
- Title Transcription
-
シンラン
Available at / 17 libraries
-
Prefectural University of Hiroshima Mihara Campus Library
1913.6||Y89||110570879,
2913.6||Y89||120570880, 3913.6||Y89||130570881 -
General Library Yamaguchi University
1913.6/Y89/10217019540,
2913.6/Y89/20217019551, 3913.6/Y89/30217019562 -
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Description and Table of Contents
- Volume
-
1 ISBN 9784061965119
Description
義経が牛若といって鞍馬にあったころ、同じ源氏の血をうけて、十八公麿(後の親鸞)は生れた。平家全盛の世である。落ちぶれ藤家の倅として育った彼は、平家一門のだだっ子寿童丸の思うままの乱暴をうけた。彼は親鸞に生涯つきまとう悪鬼である。9歳で得度を許された親鸞の最初の法名は範宴。師の慈円僧正が新座主となる叡山へのぼった範宴を待っていたのは、俗界以上の汚濁であった。
- Volume
-
2 ISBN 9784061965126
Description
大盗天城四郎の魔手から、玉日姫をふりほどいたのは、範宴である。そして、その日から範宴はもの想う人となった。甘ずっぱい春の香りは、払えども払えども、範宴を包む。禁断の珠を抱いて、範宴はみずからおののく。京の夜を煩悩に迷い狂う範宴、追い討つように、山伏弁円は彼に戦いを挑む。信仰の迷いに疲れた範宴は、このとき法然を知る。奇しき法然との出会い。親鸞の大転機であった。
- Volume
-
3 ISBN 9784061965133
Description
美しい玉日の代りに善信(親鸞)が得たものは、宗門を挙げての非難、迫害であった。それは法然、滋円、親族にも及ぶ糾弾であった。遠流も辞せず—善信の不退転の決意は揺るぐことなく、未曽有の法難に耐えぬく。
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