遠藤周作の縦糸
著者
書誌事項
遠藤周作の縦糸
朝文社, 1991.10
- タイトル読み
-
エンドウ シュウサク ノ タテイト
大学図書館所蔵 件 / 全65件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
遠藤周作年譜:p274-289
内容説明・目次
内容説明
『沈黙』を越えた『侍』に隠された謎。小西行長伝『鉄の首枷』とペドロ岐部伝『銃と十字架』は〈評伝〉として書かれた。だが、なぜ支倉常長伝とも言うべき『侍』は〈小説〉として書かれたのか?その謎を追って展開される体験的遠藤周作論。
目次
- 『鉄の首枷』—神は見放さない(なぜ〈評伝〉として書くのか;唯一の手法としての〈評伝〉;野心と《面従腹背》の姿勢;《神は彼を問題にした》)
- 『鉄と十字架』—殉教者の論理(なぜ殉教者を主人公にするのか;《地上の王国と神の国》;留学の途上に見たもの;〈弱者〉と〈強者〉の差)
- 『侍』—内的自伝の試み(支倉常長の墓に詣でる;作者と作中人物の濃密な関係;なぜ〈小説〉として書くのか;《運命が今、はじまる》;醜い痩せこけた男の像;《私のイエスを信じております》;《谷戸ではすべてが一体だった》;《形だけのことだ》;《決着をつけねばならない》;《やむなく切支丹となった》;《すべてはお役目のためにございました》;《ここからは…あの方がお供なされます》)
「BOOKデータベース」 より