道教と日本の宮都 : 桓武天皇と遷都をめぐる謎

書誌事項

道教と日本の宮都 : 桓武天皇と遷都をめぐる謎

高橋徹著

人文書院, 1991.11

タイトル読み

ドウキョウ ト ニホン ノ キュウト : カンム テンノウ ト セント オ メグル ナゾ

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内容説明・目次

内容説明

桓武天皇の都造りの理念は、中国の道教に基づく天の神が住む天宮の思想が深く関わっていたのではないだろうか。ここ数年ホットに論じられている道教と古代日本の関わりをもう一歩進めて、古代の宮都、なかんずく平城京〜長岡京〜平安京の宮都造営をめぐる謎を中国の宮都との関連をまじえて多角的に論じる。平安京建都千二百年の記念すべき年をまぢかにひかえて、古代史学の重要な論点である「遷都論」に貴重な一石を投じる意欲作。

目次

  • 第1章 忘れられていた施主の心
  • 第2章 聖なる山・交野山
  • 第3章 長岡京へ
  • 第4章 山背の里の思想
  • 第5章 天神の祭り
  • 第6章 モデルにした帝王たち—天武天皇と漢武帝
  • 第7章 道教プラス仏教思想の都造り—平安遷都の謎
  • 第8章 世相としての道教信仰
  • 第9章 天皇の思想を理解した近臣たち(藤原種継;和気清麻呂;坂上田村麻呂;重用した渡来人)
  • 第10章 天都憧憬

「BOOKデータベース」 より

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