さまよえる埋立地 : 江戸Tokyo湾岸風景史
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さまよえる埋立地 : 江戸Tokyo湾岸風景史
農山漁村文化協会, 1991.9
- タイトル読み
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サマヨエル ウメタテチ : エド Tokyo ワンガン フウケイシ
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注記
参考文献:p228〜229
内容説明・目次
内容説明
陸化のすすむ東京の湾岸はさながら溺れ谷。その地盤は固まっているかに見えて、軟弱さを底にため込む。砂、ヘドロ、生ゴミ、耐久消費材…。雑駁な地層はジワジワと崩れ、静かに沈降しつづける。湾岸埋立地を「整地」として使うには不安さが尾を引く。けれど放置された「裸地」のままであれば、自然は、ふてぶてしいまでの強さを生む—。その「裸地」とのつき合い方を、江戸TOKYOの歴史から、二次自然がつくる眼前の風景から学んでみよう。
目次
- 1 退行した水際(澪筋から港湾への潮流変化;番外地に温泉・遊廓・地霊わく;陸封された運河の水は老いゆく)
- 2 混迷する土壌(ゴミ埋立地の発掘;土砂埋立地の変転)
- 3 埋立地の風景(帰化する風景;埋没する風景;遊動する風景)
「BOOKデータベース」 より