天の穴、地の穴 野間宏生命対話
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天の穴、地の穴 野間宏生命対話
(現代教養文庫, 1415)
社会思想社, 1991.12
- タイトル読み
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テン ノ アナ チ ノ アナ ノマ ヒロシ セイメイ タイワ
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内容説明・目次
内容説明
デビュー作『暗い絵』から『青年の環』、『生々死々』まで、常に時代と向き合い「全体小説」を追求しつづけた作家野間宏は、1970年代以降、壮絶な挑戦を開始する。日本の文学者としてはじめての生命操作、環境破壊への取り組みである。侵略と専制の時代の生と死をわかつ「地の穴」と、オゾン・ホールに象徴される「天の穴」とを、現代世界に通底する「生命」の問題として見据えるべく歩きつづけ、みずからをテキストとする「対話」をもって実践したのである。
目次
- 科学の危機と人間の復権(高木仁三郎)
- 人間の精神と諸科学(渡辺格)
- こんなに不安な原発でいいのか(佐藤進)
- 生命の危機・科学の危機(柴谷篤弘)
- 人類史のクライシスとしての現在(いいだもも)
- 内なる公害、「化学症」の恐怖(横瀬浜三)
- 異常気象と気候変化(高橋浩一郎)
- 「利水」が日本の水をダメにした(宇井純)
- 大気汚染が地球を覆う(吉村功)
- 大阪府民は京都の下水を飲んでいる!(山田国広)
- 経済文明が見逃す生命系の危機(寺本英)
- 巨大なアユが泳ぐ日(富永正雄)
- また一つ、神話が崩れた(内橋克人)
- 全体の人野間宏小論—編者あとがきにかえて
「BOOKデータベース」 より