北京の日の丸 : 体験者が綴る占領下の日々
著者
書誌事項
北京の日の丸 : 体験者が綴る占領下の日々
岩波書店, 1991.12
- タイトル別名
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日偽統治下的北平
- タイトル読み
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ペキン ノ ヒノマル : タイケンシャ ガ ツズル センリョウカ ノ ヒビ
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注記
解説: 小島晋治
原著 (北京出版社, 1987) の抄訳
年譜: 巻末p1-10
内容説明・目次
内容説明
1937年7月、盧溝橋事件が勃発し、北京は陥落、日本の敗戦までの8年間の占領の日々が続く—。その北京に当時生活していた20名の中国人が、傀儡政府や傀儡住民組織「新民会」の成立のいきさつ、警察局や憲兵隊の実態、監獄での待遇、地下闘争の舞台裏、皇民化教育の現場、劣悪な食糧や文化生活など、占領の日々を詳細に生々しく語り、対日協力者や抗日レジスタンス群像の生きざまを回想する。歴史を揺り動かすような革命が進行中の北京にずかずかと土足で入り込み、ナショナリズムの火に油を注ぎ、抵抗勢力によってじわじわと周囲を詰め寄られていく日本軍のありさまが、如実に伝わってくる、迫真のレポート。
目次
- 1 陥落(華北臨時政府成立のてんまつ;占領下の北京警察局;華北占領区の新民会)
- 2 蹂躙(人を食う魔窟;監獄に入れられて;更生隊血涙記;鉄道での暴行;占領下の石景山製鉄所)
- 3 抵抗(地下抗日闘争のころ;放送局でのたたかい;党の情報工作の思い出;燕京大学が封鎖されて;斉白石のこと)
- 4 苦難(占領下におかれて;現実となった悪夢;天橋の芸人たちの末路;喉を通らなかった「混合麺」)
- 解説 支配と抵抗
「BOOKデータベース」 より