からんころんぼたん灯篭(どうろう)
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書誌事項
からんころんぼたん灯篭(どうろう)
(日本の怪奇ばなし / 木暮正夫著, 5)
岩崎書店, 1989.10
- タイトル別名
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ぼたん灯篭 : からんころん
- タイトル読み
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カラン コロン ボタン ドウロウ
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内容説明・目次
内容説明
この巻では『日本書紀』に記されている、古代の天皇をめぐる怪奇な話のかずかずを、まず紹介。7世紀半ばに斉明天皇の喪の儀式をだまってのぞいていた朝倉山の鬼も登場します。つぎに奈良時代から平安時代にかけてまとめられた説話集『日本霊異記』から、「元興寺の童子と鬼」「どくろの恩返し」「地獄からかえってきた男」「鬼づかいの奇僧・役の行者」など、『往生要集』の地獄案内にもふれています。そして、平安時代に栄華をきわめた藤原氏と朝廷内の権力争いにからんで、内裏の内外に出没した鬼の話、藤原時平のざん言によって大宰府に左遷されて亡くなり、雷公となって90年もたたりつづけた菅原道真の話がつづきます。小学校高学年以上。
目次
- 1 古代の天皇と怪奇のさまざま(“記紀”のちがい;神のおつげを信じなかった仲哀天皇;仁徳天皇とよみがえった弟;田道将軍の墓をまもった大蛇;飛騨の怪人「宿儺」 ほか)
- 2 仏教の広まりと鬼の暗躍(『日本霊異記』を書いた景戒;孤を妻にした男;元興寺の童子と鬼;牛になった父親;どくろの恩返し ほか)
- 3 内裏をおびやかす鬼たちと道真のたたり(新興貴族藤原氏と平城京;日本最初の地誌『風土記』の編さん;「阿用」のひとつ目鬼;平安京の内裏に鬼の足あと;藤原氏はなぜ鬼にねらわれたのか ほか)
「BOOKデータベース」 より