ラフカディオ・ハーン : 異文化体験の果てに
著者
書誌事項
ラフカディオ・ハーン : 異文化体験の果てに
(中公新書, 1056)
中央公論社, 1992.1
- タイトル別名
-
ラフカディオハーン : 異文化体験の果てに
- タイトル読み
-
ラフカディオ ハーン : イブンカ タイケン ノ ハテ ニ
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注記
主要参考文献: p212-217
内容説明・目次
内容説明
1890年4月、紀行文作家として来日したラフカディオ・ハーンは、松江中学へ英語教師として赴任し、そこに理想の異郷を見出した。しかし、その後、熊本で近代化の実態に触れて、彼の美しき日本像は崩壊する。本書は、他のお雇い外国人と異なり、帰るべき故郷を持たない彼が、神戸、東京と移り住むうちに、日本批判へ転ずることなく、次第に国家・民族意識を超越して、垣根のない文化の本質を目ざしてゆく様子を描く評伝である。
目次
- 第1章 ハーンの来日—西洋に背を向けた人(横浜到着;昔日の白昼夢;日本の印象)
- 第2章 松江のハーン—理想の異郷(「神々の国」出雲;英語教師として;城下町の生活;子供のイメージ)
- 第3章 熊本から神戸へ—振り子の時代(熊本の日々;日本文化論;日本への帰化;神々しき小世界)
- 第4章 晩年の結実—微粒子の世界像(英文学教授;「過去」を問う思索;微粒子の世界像;最後の夢)
「BOOKデータベース」 より