歴史のある文明・歴史のない文明
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書誌事項
歴史のある文明・歴史のない文明
筑摩書房, 1992.1
- タイトル読み
-
レキシ ノ アル ブンメイ レキシ ノ ナイ ブンメイ
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注記
東西文化比較研究セミナー「文化としての歴史-歴史のある文明・歴史のない文明」(日本文化会議主催 1990年11月30日-12月2日)の全記録
内容説明・目次
内容説明
私たちはどこから来たのか?今どこにいるのか?そして…。揺れ動く現在と変わり続ける過去を踏査し、歴史への根源的欲求をめぐって繰り広げられた“争論”の記録。
目次
- 第1章 中国文明における歴史(漢字の特殊性;言語の性質と歴史観;復古と正統;1神教と歴史;歴史に発展があるか;世界史の可能性;歴史と歴史観;ロシア文明の歴史;ギリシアとヘブルの歴史観)
- 第2章 イスラム史とロシア史の相互イメージをめぐって—トルストイの見たイスラム、ハジ・ムラートの見たロシア(異文化理解の両面性;自由の普遍性;相互理解は可能か;アジアとヨーロッパの間のロシア;文学のリアリティ;ロシア文学のロマン主義;東は西をどう見たか;ロシアの2面性)
- 第3章 “歴史への意志”をめぐって—アフリカの無文字社会が提起するもの(局外者の立場;文字のない歴史;歴史のシナリオ;歴史の条件としての言語;口承性と歴史;王権が歴史を生む;口承性と文学;歴史への意志の主体;文字のない政治統合;視覚と聴覚)
- 第4章 現代歴史学の再検証(歴史は普遍ではない;円環する時間;アナール派の時代;歴史のスタイル;歴史家とは誰か;時間と時刻;歴史と歴史文化の可能性;文学史は成立するか;日本人と世界史)
「BOOKデータベース」 より