都市と劇場 : 中近世の鎮魂・遊楽・権力

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都市と劇場 : 中近世の鎮魂・遊楽・権力

小笠原恭子著

(平凡社選書, 141)

平凡社, 1992.4

タイトル読み

トシ ト ゲキジョウ : チュウ キンセイ ノ チンコン ユウラク ケンリョク

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内容説明・目次

内容説明

権力関係の幾多の変転を経験しつつ厚い文化の堆積をもつ京都の、河原・辻・冥府との境界…。土地の深い伝統を負う勧進興行の場に、新しい芸能と劇場が胚胎した。—そして、鎮魂から遊楽へ。新時代の政治権力がつくる伝統をもたない都市・江戸で、遊里と芝居町は、権力者の意思と民衆の願望とが複雑に交錯して形成される。これは、〈都市の劇的空間〉の成立と変遷を丹念にたどり、その場が孕む緊張の内実を実証的に検討した都市史である。

目次

  • 序章 興業地形成の論理
  • 第1章 中世京洛の興行地(興行張行とその場;興行張行の実態;興行と河原)
  • 第2章 近世都市と興行空間(江戸草創期の興行;猿若座伝説の検討;禰宜町時代の興行界;幻の彦作座;江戸四座の確立;地方都市の形成と興行地—城下町金沢の場合)

「BOOKデータベース」 より

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