物語の方法 : 語りの意味論
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物語の方法 : 語りの意味論
(Sekaishiso seminar)
世界思想社, 1992.4
- タイトル読み
-
モノガタリ ノ ホウホウ : カタリ ノ イミロン
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注記
注: 各章末
索引(書名・作品名, 人名, 事項): p267-278
内容説明・目次
内容説明
古代・中世の多彩な物語作品を対象に、その語りの表現機能と主題的意味との関連を体系的に追究しつつ、日本の物語研究に新たな道を切り開く。
目次
- 第1章 物語文学の語りの方法・序説(物語学にむけて—構造と意味の主題的な変換;物語言語の法—表現主体としての「語り手」)
- 第2章 作り物語の語り(〈ことば〉への目覚め—竹取物語の語りの方法;宇津保物語論序説—範列から差異と反復へ;落窪物語と住吉物語—両作品の比較を通して継子譚を考える;源氏物語—折れ曲がる時間、引き延ばされる結末;狭衣物語—喩と話法;夜の寝覚—作中詠歌の行方;浜松中納言物語と松浦宮物語—「唐国らしさ」をめぐって)
- 第3章 歌物語・日記・歴史物語の語り(伊勢物語—〈カタリ〉の位相;大和物語と平中物語—「あはれ」と「をかし」を中心として;蜻蛉日記—上巻の日記意識と語り;和泉式部日記—〈語り手〉像の顕現;栄花物語—歴史叙述の視点とシステム;大鏡—その語りの方法)
- 第4章 中世の語りと芸能(平家物語—その主題的表現;〈縁起〉の語り—「中世神話」の煉丹術;御伽草子「さごろも」の語り—語り手の語りと登場人物たちの語り;説経と古浄瑠璃—流離と再会の物語)
「BOOKデータベース」 より