ミクロコスモス : 松尾芭蕉に向って
著者
書誌事項
ミクロコスモス : 松尾芭蕉に向って
(講談社学術文庫, 1025)
講談社, 1992.5
- タイトル読み
-
ミクロ コスモス : マツオ バショウ ニ ムカッテ
大学図書館所蔵 件 / 全106件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
俳諧は最小の詩型の中にこの世、この宇宙の森羅万象を映し出し、封じ込める秘法に他ならない。最小の宇宙の中に最大の宇宙をつかみ取るのである。それが達成された時、最小と最大は対応しあう…。芭蕉の言語空間と精神世界の究極を探るキーワードを大宇宙に対応するミクロコスモス(小宇宙)に求め、「おくのほそ道」「七部集」等の諸作の深部にクリティカルに迫り、新しい芭蕉像を創造した力作評論。
目次
- 第1章 ミクロコスモス—松尾芭蕉に向って
- 第2章 自己引用の振幅
- 第3章 風羅坊の実存
- 第4章 「隠」に入り、「隠」を出づ
- 第5章 翁の遊行
- 第6章 死のくぐり抜け
- 第7章 「行きて帰る心」
- 第8章 一期一会の知者
- 第9章 生命の「軽み」
- 第10章 風のトポス
- 第11章 「物の見えたるひかり」
- 第12章 言語空間の旅人
「BOOKデータベース」 より