心の過労死 : 働きざかりの精神医学
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心の過労死 : 働きざかりの精神医学
(現代教養文庫, 1399)
社会思想社, 1992.2
- タイトル読み
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ココロ ノ カロウシ : ハタラキザカリ ノ セイシン イガク
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内容説明・目次
内容説明
企業戦士といわれるビジネスマンの間に「過労死」が多発していると伝えられる。彼らに何が起こっているのか。上からは締めつけられ、下からは突き上げられる「団塊の世代」や中堅ビジネスマンは、身体的な無理のうえに深く心が傷ついている。経済社会の高度化の美名のもとに切り捨てられてきた「心の危機」の実態に光をあて、差し迫った状況にある現代の心の問題を問う。
目次
- 1 ビジネスマンと家庭(年輪の重みがストレスと化す;30代エリートの落し穴;季節の変化がうつ病の引きがねとなる;家庭のすき間に忍び寄るストレスの影;女性が「妻」と「母親」の役割を忘れるとき)
- 2 「家庭崩壊」のアリバイ証明(「父性像」の喪失が「登校拒否」を;肉親の感情対立に翻弄された夫;3世代「冷戦同居」の悲劇;「出勤恐怖症」に陥った営業マン;ある家庭の崩壊は梅雨の季節に始まった;祖母が長女にもたらした「心の転機」)
- 3 ビジネスマンと心身葛藤の行方(サラリーマンの人間模様;「社風」に染まった父親の悲劇;意外な近親関係に宿る妄想の種;若年性役割意識の過剰;降圧剤が「うつ的妄想」を招く;「アルコール依存症」に要注意)
- 4 働きざかりの心の医学
- 5 心の時代に向けて(マンネリズムの世界;マンネリに耐える力)
「BOOKデータベース」 より