反柳田国男の世界 : 民俗と歴史の狭間
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反柳田国男の世界 : 民俗と歴史の狭間
近代文藝社, 1992.4
- タイトル読み
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ハン ヤナギタ クニオ ノ セカイ : ミンゾク ト レキシ ノ ハザマ
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内容説明・目次
内容説明
今もなお閉鎖的な空間で、柳田国男の祖述と訓詁に終始する日本民俗学に、展開のみちを拓くため、新しい視座に拠る理論と方法を示して、歴史のもたらす立体性を加える真の歴史民俗学を提唱する。
目次
- 序にかえて 論争はまだ終っていない
- 第1部 日本民俗学に対する疑惑(二つの常民概念についての疑問—日本民俗学のゆくて;葬制史の諸問題—両墓制論を中心に;民俗学にとって「事実」とは何か—柳田国男の対象認識を中心に;沖縄学と日本民俗学—仲原善忠の固有信仰論から考えること;古代研究における民俗と政治—柳田国男と折口信夫の場合)
- 第2部 大日塚信仰論(大日塚信仰試論;大日塚信仰の論点について)
- 第3部 往復書簡—論争・石仏と農民信仰
- 第4部 歴史学と民俗学(常陸の親鸞父子—善鸞の異義をめぐる教団の危機を中心に;地方史と伝説の交錯—地域の伝説からの試論)
「BOOKデータベース」 より